数奇な人生

10年前の、まだ一歩たりとも海外に出たことのなかった頃の私に教えてあげたい。

10年後のあなたは、ワイキキのホテルで徹夜して、学会発表の準備してるんですよ、って……。



そんなこんなで、ハワイから戻りました。
夕日を美しいと思えるのは、心が健康な証拠で、ほっとする。


そして帰りの飛行機で期せずしてThe Curious Case of Benjamin Button(邦題:ベンジャミン・バトン 数奇な人生)を観る。
デヴィッド・フィンチャー×ブラピ】なんて観ない理由がない!!!と吠えつつ、映画館に行くチャンスを逃していたのだけど。


観て良かった。というか、もういちどちゃんとDVDで観なくちゃ。
「数奇な人生」を照らせば結果的に「平凡な人生」の美しさが浮かび上がってくる、という意味ではとても直球な作りのフィクションだけれど、その機微を丁寧になぞることで、秀逸な作品になっている。


しかし赤の他人が真横にいる機内で、ぼろぼろ泣くのは一体どうなのよ自分。