富へ。

なんとなく、だけれども、自分には多神教のような考え方がいちばんしっくり馴染んでいる。


海の神、山の神、火の神…そんな壮大なスケールから、台所の神のような身近なものまで。生活を取り巻くあらゆる場所に神様は宿っていて、それぞれに個性があって。全知全能のGODよりも彼らのほうが親しみやすく思えてしまう。


ところでポリネシアの神話は日本のそれにとてもよく似ている。神々はいつも自然の中にいる。ある創世神話も「神様が釣りをしていてひょいと釣りあげたら大物が!かと思いきやなんと釣れたのは島でしたー、こうして島々が生まれましたー」という、なんとも南国らしいゆるやかな、人類のはじまり。


前置きが長くなったけれど、今日は下鴨神社にお参りしてきたのでした。実家で初詣は既に済んでいましたが、自分の暮らす土地の神様にもご挨拶しなくちゃ、な気分がありまして。


日本を離れる前、毎年ここでおみくじを引いていたことを思い出して引いてみたところ・・・吉。いや、正直なところここのおみくじの醍醐味は吉とか凶とかじゃないのだよ。それは・・・

じゃあーーん。


ここではなぜか、偉人の「ことわざ」に戒められるおみくじなのですよ。てか神様のメッセージちゃうんかい、なんでアメリカ人やねん、どういう基準で選んどるんや、と、つっこみ始めたらきりがないのですが、そこがちょっとツボです。


そしてわたくしめがフランクリンからいただいたのは、勤勉と倹約、というメッセージ。自分に苦手なものすぎて、適切な指針すぎて、ぐうの音もでないよ。ぐぅ。


これを胸に歩む2011年。